サイエンスウォーターシステム
公式取扱説明書
この度は、セントラル方式の浄活水器をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
- ご使用前に、この取扱説明書を必ずお読みいただき正しくお使い下さい。
- この取扱説明書は、いつでもご覧になれるところに大切に保管して下さい。
- この製品は日本国内(上水道水)専用です。
- 保証書は「使用開始日・販売店名」などの記入を必ず確かめ、販売店からお受け取り下さい。
【販売元】株式会社サイエンス Science co.,ltd.
サイエンスウォーター SW-N
はじめに
- この浄活水器は水道メーター器の屋内側の水道の配管に設置して、家庭内で使用する全ての水を浄活水にすることができます。
- 浄水とは、消毒の目的で水道水に予め注入されている塩素を活性炭の働きにより低減させた水をいいます。臭い、濁りなども抑えることができます。
- 活水とは、5種類のセラミックボールの働きによりPH値や酸化還元電位など、水の性質が活性化された水をいいます。
- 据付け工事については、必ず販売店にご依頼ください。
お使いいただく前に
■初めて使用するときは、まず下記のことを確かめてください。
⚠ 注意
- 蛇口から水が出ることを確認してください。
水が出ない場合は、弊社指定サービス窓口に連絡してください。 - 浄活水器から水漏れがないことを確認してください。
水が漏れている場合は、止水栓を閉めて弊社指定サービス窓口に連絡してください。漏水事故の原因となります。
安全上のご注意
■この浄活水器を安全に使用していただくために、下記のことを必ずお守りください。
これらの注意事項は安全に関する重要な内容です。表示と意味は下記の通りです。
表示 | 意味 |
---|---|
⚠ 警告 | この表示の内容を無視した取扱いを行うと「死亡または重症を負う可能性が想定される」内容です。 |
⚠ 注意 | この表示の内容を無視した取扱いを行うと「傷害を負う可能性、または物的損害が発生する可能性が想定される」内容です。 |
上記に述べる傷害、物的損害とはそれぞれ次のようなものをいいます。
- 傷害:治療に入院や長期の通院を要さない、体調不良などをさします。
- 物的損害:家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害をさします。
絵表示については次のような意味があります。
下記の言葉には、それぞれ次のような意味があります。
- 水の性質:水の性状の変化(PH、酸化還元電位等)、一般細菌(数)の増殖等をさします。
- 一般細菌(数):中温性好気性菌数を示し、通常は標準寒天培地を用いて培養後の発生集落数から算定されます。水道法に基づく、水質基準に関する省令 の水道水質に関する一般細菌の基準は1mリットルの検水で形成される集落数が、100以下であることと示されています。
- 捨て水:浄化された水は塩素を低減しているため、配管などに残った水は雑菌が繁殖しやすくなっています。そのため、使用前に蛇口を全開にして、配管内に残っている水を排出することを「捨て水」といいます。「捨て水」は飲用として利用することは できませんが、飲用以外(風呂・トイレなど)に使用することはできます。
各部の名称とはたらき
空気抜きねじ
内部の空気を抜き、空気溜まりをなくします。
※メンテナンス時以外は回さないでください。
ヘッドキャップ
カートリッジ点検・交換時にはずします。
活性炭カートリッジ
残留塩素やトリハロメタンなどの有害物質を取り除きます。
セラミックカートリッジ
セラミックを最適配分したカートリッジで水の酸化還元電位を低下させます。
使用方法
この浄活水器は水道メーター器の屋内側の水道の配管に設置して、家庭内で使用する全ての水を浄活水にすることができます。
■塩素濃度について
本製品は工場出荷時に、上水道水の塩素濃度(0.6mg/リットル)を0.1mg/リッ トルに低減する設定になっていますので、そのまま使用することができます(お住まいの地域により塩素濃度は若干異なります)。
■浄活水器について
浄活水器はカートリッジに水道水を通過させる分、通常よりも通水時の抵抗が高くなりますので、水圧が不足している場合には末端の給水器具において使用水圧・ 流量が低下する恐れがあります。
■水圧・流量の変動については設置状況に十分な注意が必要です。
- ※1 水質(硬度の高い地域など)により、使用開始数ヶ月後に初期よりも水量が低下することがあります。
- ※2 同時に複数の蛇口を開栓すると水量が低下することがあります。
■浄活水器を設置した後に水周り機器を増設する場合は、十分な注意が必要です。
- ※1 タンクレストイレなど、多量の水量(流量)を必要とする給水器具を設置する場合や戸建て住宅の3階に給水装置を設置する場合は、浄活水器設置による水圧・流量の変動が考えられますので、必ず事前に水道工事店へご相談ください。
- ※2 水圧・流量に指定のある給水器具を設置する場合には、浄活水器設置後も器具の水量・圧力等が確保可能かどうかを検討してから工事を行ってください。
■水漏れや夏場の給水制限などに関係なく蛇口からの流水量が少なく、水圧が著しく低下し湯沸器等が作動しなくなった際は、カートリッジの劣化の可能性があると考えられます。
カートリッジ交換の必要性の要否を含め、販売店または弊社指定サービス窓口に原因調査(有償)を依頼してください。
■道路工事や貯水槽の掃除等でゴミ等の流入の恐れがある場合は、使用を中止するか、単純水栓(サーモ付水栓等以外)から3分以上「捨て水」をし、配管内のゴミなどを吐出させてから、使用してください。
ゴミ等による目詰まりで早期にカートリッジ交換が必要になります。
使用上のご注意
⚠ 警告
- 塩素を低減していますので、汲み置きした水を飲用に使わ ないでください。汲み置きした水の性質が変化し、飲用に 使用すると体調を崩す恐れがあります。
飲用以外(風呂・トイレなど)に使用してください。
- 長時間(およそ2日)使用していない場合は、1分以上「捨て水」をしてください。
配管内に滞留している水の性質が変化し、飲用に使用すると体調を崩す恐れがあります。
- 長時間(およそ12時間)使用していない蛇 口から最初に飲用に使用する場合は、必ず蛇口を全開にし、15秒以上「捨て水」をしてから使用してください。湯・水は別配管となっています。湯・水共に1日1度は、滞留水を「捨て水」してください。
配管内に滞留している水の性質が変化し、飲用に使用すると体調を崩す恐れがあります。
⚠ 注意
- 上水道以外の水を本製品に使用しないでください。
浄活水器の機能が損なわれ、健康を損なう恐れがあります。
- 蛇口周辺はいつも清潔に保ってください。
安全上のご注意
⚠ 注意
- 冬期に水道水が凍結する恐れがある日は、浴槽蛇口から0.5~1リットル/分(約 4mmの太さ)程度、水を流し続けて凍結を予防してください。
凍結するとカートリッジ交換が必要となります。カートリッジ交換と水漏れが無いかの点検を併せて販売店に依頼してください。
- 魚などの飼育用に使用する場合は汲み置きを行うなど塩素を除去してから使用してください。浄化された水は塩素を低減していますが、安全・衛生を考慮して工場出荷時の設定は、0.1mg/リットルの塩素を残しています。
そのまま使用すると魚などが死亡する場合があります。
- 本製品はお子様には触れさせないでください。
浄活水器が破損したり、漏水事故の原因になります。
- 活性炭カートリッジは使用水量500,000リットルを目途に、交換してください(交換時期については 。 、水道メーターの使用水量で確認してください。確認できない場合は、販売店または弊社指定サービス窓口にお問い合わせください。)
使用水量としてSW-Nは平均して1日約1000リットルを設定しています。ただし、カートリッジは劣化するため、使用水量が少ない場合でも交換が必要になる場合があります。
点検・手入れ
⚠ 注意
- お客様自身で分解・修理、カートリッジ交換はしないでください。漏水事故の原因になりますので、弊社指定サービス窓口に連絡してください。
- 定期的な活性炭カートリッジ交換とセラミックカートリッジの点検を必ず行ってください。浄活水能力が低下し、水質の悪化やカートリッジの目詰まりによる水量の低下など故障の原因となります。
- 蛇口周辺はいつも衛生的に清潔に保ってください。
浄化された水は塩素を低減していますので、細菌が繁殖しやすく健康を損なう恐れがあります。
日常の点検・手入れ
半年に1回は必ずメーターボックス内に設置している浄活水器の空気ネジ、上ふた、繋ぎ目から水漏れがないことを確認してください。
水漏れしている場合は、止水栓を閉めて弊社指定サービス窓口に連絡してください。
定期点検
最良の状態で末長く使用いただくために、取扱説明書に従って使用して下さい。また、定期的な活性炭カートリッジ交換とセラミックカートリッジ点検を販売店または弊社指定サービス窓口に依頼してください。
本体仕様
項目 | 内容 |
---|---|
装置名 | 浄活水器 |
形式の呼び | SW-N |
浄水能力 | 総ろ過水量 |
500,000リットル | |
遊離残留塩素(除去率90% JIS S 3201 試験結果) | |
材料の種類 | ABS樹脂、ステンレス |
ろ材の種類 | 不織布、活性炭、セラミックボール |
ろ過流量 | 15リットル/分(実行時最適ろ過流量38リットル/分) |
使用可能最低動水圧 | 0.03MPa |
形状 | 円筒型 |
寸法 | 直径170mm×高さ426.5mm |
接続 | IN-OUT 25A(G1)GPユニオン20A接続 |
質量 | 約6.2kg |
使用方法 | 一般家庭屋外計以後2次側設置 |
最高使用圧力 | 0.7MPa(耐圧1.75MPa) |
圧力損失 | 給水元静圧0.25MPa定格ろ過流量(15リットル/分)時 |
0.03MPa以下 | |
水質の安全性 | 適合水は水道法に基づく基準適合 |
水質の活性化 | 酸化還元電位(ORP測定)の低減等 |
活性炭カートリッジ仕様
項目 | 内容 |
---|---|
形状 | 円筒形 |
寸法 | 直径122mm×高さ311mm |
ろ過量 | 15リットル/分(実効瞬間ろ過流量38リットル/分) |
浄水機能 | 遊離残留塩素(除去率90% JIS S 3201 試験結果) |
総ろ過水量 | 500,000リットル |
ろ過方法 | 活性炭フィルタで遊離残留塩素・有害物の除去 |
濁度ろ過 | 活性炭表面の不織布で30ミクロン以上の異物除去 |
セラミックカートリッジ仕様
項目 | 内容 |
---|---|
形状 | 円筒形 |
寸法 | 直径56mm×高さ300mm |
水質の活性化 | 酸化還元電位(ORP測定)の低減等 |
性状改善・活性化方法 | セラミックボール接触で酸化還元電位の低下・活性化 |
セラミック安全性 | 浸出性能は水道法に基づく基準適合 |
注 デザイン・仕様等は製品改良のため、予告なく変更することがあります。
故障・異常の見分け方と処置方法
故障や異常を感じた時は、下記を参照し、原因を調べて対処してください。原因の解らない時や、処置を行っても改善されない場合は、販売店または、弊社指定サービス窓口へご連絡ください。
■故障・異常かな?と思ったら
現象 | 原因 | 処置方法 |
---|---|---|
水に細かな異物が浮遊している。 | 水栓金具ストーナ(フィルタ)に異物が蓄積している。 | 蛇口や水栓金具の取扱説明書を参照し、水栓金具ストーナ(フィルタ)を清掃し、蛇口を全開にし、1分以上「捨て水」をしてください。 |
蛇口や水栓金具の湯・水いずれかしか使用していない。 | 蛇口や水栓金具を湯・水側にして各々蛇口を全開にし、1分以上「捨て水」をしてください。 | |
各水廻りのカビ発生が早い。 ピンク色の水アカが残る。 |
遊離残留塩素が低減されたためカビが発生しやすい。 | 日常の清掃をこまめに行ってください。 |
水の出が悪い。 | カートリッジに目づまりを起こしている。 | 弊社指定サービス窓口へご連絡のうえ、カートリッジの交換を行ってください。 |
⚠ 注意
-
お客様ご自身でこの装置を敷地内の給水装置に組み込み、施工工事を行わないでください。
水漏れなど思わぬ事故が発生する恐れがあります。
据付け工事は、必ず販売店に依頼してください。
蛇口に直接取り付けるのではなく、住宅敷地内の水道メーターと屋内水道給水管の間にこの装置を組み込む水道工事を行って使用します。従って、取付けは国、地方自治体が定める水道事業などの管理規程及び弊社の工事要領に従い的確に施工する必要があります。
アフターサービスについて
アフターサービス(点検・修理など)を依頼する前に
- 漏水など不具合がある、あるいは不明な場合は、ご自分で修理は行わないで必ず給水管の止水バルブを閉め、購入された販売店または弊社指定サービス窓口へご連絡ください。
移設する場合
- 増改築などのために浄活水器を移設する場合は、水道に関しての専門の知識と技能が必要となります。販売店または弊社指定サービス窓口に依頼してください。
- 移設に伴う費用は保証期間内でも有料となります。
保証について
- 弊社は、保証書に記載の通りに、販売後の機器に故障がある場合、一定条件のもとに一定期間、無料修理に応ずることをお約束します(詳しくは保証書をご覧ください)。
- 保証書を紛失されますと保証期間内であっても修理費をいただく場合がありますので大切に保管してください。
- 凍結による故障や水道水に起因する故障の場合は保証期間内であっても有料となりますのでご注意ください。
耐久寿命について
- 本体の耐久寿命は設置後約10年です。
外観的異常がなくても、漏水異常を生じる前に本体のお取り換えをお奨めします。
補修用性能部品の保有期間について
- この機器の補修用性能部品の保有期間は製造打切り後10年です(性能部品とは製品機能を維持するために必要な部品です)。
アフターサービスなどの連絡先
商品に関するご質問、お問い合わせは・・・・
0120-3434-26
(ゼロイチニイゼロ ミズミズ フロ)
サイエンスカスタマーセンター
(受付時間9:00〜17:00土日祝は休日)
お客様へ
保証書は内容をよくご確認のうえ、大切に保管してください。
「お客様登録カード」は必要事項をご記入のうえ、販売店または弊社指定サービス窓口へご返送ください。
販売店へ
保証書には必ず必要事項をご記入のうえ、お客様にお渡しください。
販売元
〒532-0011
大阪市淀川区西中島5-5-15
新大阪セントラルタワー南館10F
TEL:06-6307-2400(代表)
FAX:06-6307-2444
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