テレビやネットのニュースで「PFAS(ピーファス)」という言葉とともに、頻繁に耳にするようになった「PFOS(ピーフォス)」と「PFOA(ピーフォア)」。
- 「名前が似ているけれど、何が違うの?」
- 「国の基準値『50ナノグラム』って、安全な数字なの?」
専門用語が多くて分かりにくいと感じている方も多いでしょう。本記事では、PFOSとPFOAの決定的な違いや用途、そして日本の水道水における環境省の基準(暫定目標値)の仕組みについて、専門知識がない方にもわかりやすく徹底解説します。
1. 大前提:「PFAS」という大きなグループの中に「PFOS」と「PFOA」がある
まず結論から言うと、「PFAS(有機フッ素化合物)」は1万種類以上ある化学物質の総称(グループ名)です。
その巨大なグループの中で、過去に最も大量に生産され、現在最も世界中で問題視されている代表的な「2つの物質」がPFOSとPFOAです。
- PFAS(ピーファス)
有機フッ素化合物の総称(親分のような存在) - PFOS(ピーフォス)
PFASの一種(代表格その1) - PFOA(ピーフォア)
PFASの一種(代表格その2)
どちらも「水や油をはじく」「熱に強い」「壊れにくい」という共通の性質を持っていますが、使われてきた用途に違いがあります。
2. PFOSとPFOAの違いと、それぞれの主な用途
この2つの物質は、私たちの生活を便利にするために異なる製品で活躍してきました。
PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)
主に「強力なコーティング」や「特殊な消火活動」に使われてきました。
- 主な用途
泡消火剤(米軍基地や空港などで使用)、半導体の製造、金属メッキの表面処理、撥水スプレーなど。 - 現状
日本では2010年に原則として製造・輸入・使用が禁止されています。
PFOA(ペルフルオロオクタン酸)
主に「日用品の加工」において、製造プロセスを助けるために使われてきました。
- 主な用途
フライパンのフッ素樹脂加工(焦げ付き防止)、食品の包装紙、防水服、床のワックスなど。 - 現状
日本では2021年に原則として製造・輸入・使用が禁止されています。
どちらも現在は法規制により新たな製造は禁止されています。しかし、「フォーエバーケミカル(永遠の化学物質)」と呼ばれるほど自然界で分解されにくいため、過去に使われたものが今もなお、河川や地下水に残留し続けているのです。
3. 環境省が定める水道水の「暫定目標値」とは?
私たちが毎日飲む水道水に対して、日本政府(環境省)はどのような基準を設けているのでしょうか。
現在、日本の水道水におけるPFOSとPFOAの基準は、「PFOSとPFOAの合計値で1リットルあたり50ナノグラム(ng/L)以下」という「暫定目標値」として設定されています。(1ナノグラムは10億分の1グラム)
「50ナノグラム」の根拠は?
この数値は、「体重50kgの人が、一生涯にわたって毎日2リットルの水を飲み続けても、健康に悪影響が生じないと考えられる水準」として計算されたものです。各自治体の水道局は、蛇口から出る水がこの数値を下回るように水質検査を行っています。
👉 参考記事:水道水の「水質管理目標設定項目」27項目とは?PFOS・PFOAの位置づけ
4. 日本の基準をクリアしていれば絶対に安心なのか?
「基準値以下なら安全だ」と安心したいところですが、懸念事項もあります。
第一に、現在の日本の基準はあくまで「暫定」の目標値です。PFASの健康リスクに関する研究は世界中で進んでおり、アメリカやヨーロッパでは日本の「50ナノグラム」よりもはるかに厳しい、限りなくゼロに近い基準値(規制値)への引き下げが行われています。
第二に、水道水を作る一般的な浄水場(砂ろ過など)では、PFASを完全に取り除くことはできません。水源の汚染濃度が高まった場合、浄水場だけでは対応しきれなくなるリスクをはらんでいます。
👉 参考記事:海外のPFAS規制はどうなっている?アメリカ・ヨーロッパと日本の基準を徹底比較
5. 家庭でPFOS・PFOAを「両方」確実に除去するには
国や浄水場任せにするのではなく、毎日口にする水、肌に触れる水だからこそ、各家庭での自衛が重要になってきています。
PFOSとPFOAを確実に取り除くには、これらを吸着する「活性炭フィルター」が必要です。煮沸(お湯を沸かすこと)では絶対に消えません。
対策として最も推奨されるのが、浄水器協会(JWPA)が定める厳格な規格基準(JWPAS B基準)をクリアした浄水器の導入です。 家中の水を入り口から丸ごと浄化する「サイエンスウォーターセキュリティ(旧:サイエンスウォーターシステム)」は、第三者試験機関において「PFOS」および「PFOA」の両方を除去できることが実証されています。
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