「水道水からPFAS(有機フッ素化合物)が検出された」というニュースを見て、多くの方が疑問に思うことがあります。
- 「浄水場でキレイな水にしてから各家庭に送っているんじゃないの?」
- 「どうして浄水場ではPFASを取り除けないの?」
日本の水道水は世界的に見ても非常に安全性が高いと言われていますが、実はPFASのような特殊な化学物質に対しては、現在の一般的な水道インフラだけでは対応しきれないという現実があります。
本記事では、日本の浄水場におけるPFAS除去の限界と、国や自治体任せにせず、私たちの家庭でできる確実な水質対策について詳しく解説します。
1. 一般的な浄水場ではPFAS(有機フッ素化合物)を除去できない理由
結論から言うと、日本全国の多くの地域で採用されている「一般的な浄水処理」では、PFAS(PFOSやPFOA)を完全に取り除くことはできません。
一般的な浄水場では、川や湖から取り入れた水に対して以下のような処理を行っています。
- 凝集・沈殿: 水中の濁りやゴミの成分を薬品でまとめて沈める
- 砂ろ過: 砂の層を通して、細かい汚れを取り除く
- 塩素消毒: 細菌やウイルスを殺菌する
この方法は、泥や細菌を取り除くのには非常に効果的です。しかし、PFASは水に溶け込んでおり、さらに「フォーエバーケミカル(永遠の化学物質)」と呼ばれるほど化学的に極めて安定している(壊れにくい)ため、砂ろ過を通り抜け、塩素消毒をしても分解されずにそのまま水道水として送り出されてしまうのです。
2. 高度浄水処理(活性炭)なら除去できるが、全国普及には壁が
では、浄水場でPFASを除去する手段は全くないのでしょうか?
実は、通常の処理に加えて「オゾン処理」や「生物活性炭処理」などを組み合わせた「高度浄水処理」を行っている施設であれば、PFASをある程度吸着・除去することが可能です。現在、PFAS汚染が深刻化している一部の地域では、粉末活性炭を緊急で投入するなどの対策が取られています。
しかし、すべての浄水場を高度浄水処理施設にアップグレードするには、莫大な税金(コスト)と長い工事期間がかかります。人口減少が進む中で水道事業の財政は厳しく、全国の浄水場をすぐに改修するのは現実的に不可能です。
3. 水源が汚染された場合の自治体の対応策とは?
浄水場での除去が難しい場合、各自治体の水道局はどのようにして国の「暫定目標値(50ナノグラム)」を下回るようにしているのでしょうか。
主に取られている対策は以下の通りです。
- 水源の変更・取水停止
PFAS濃度が高い地下水や河川からの水くみ上げをストップする。 - 安全な水とのブレンド(希釈)
汚染されていない別の水源から持ってきた水と混ぜ合わせて、全体の濃度を薄める。
これらはあくまで「基準値以下に薄める」「汚染源を避ける」という対症療法であり、抜本的な解決には至っていないのが現状です。
4. 「国や自治体任せ」にはできない!家庭で求められる自衛策
PFASの健康リスクに対する研究は世界中で進んでおり、欧米では日本の暫定目標値よりもはるかに厳しい規制値が設けられ始めています。
水道インフラの限界を考慮すると、「蛇口から出る水は絶対に安全」と無条件に信じるのではなく、各家庭での自衛策(最終的な浄水)がこれまで以上に重要になってきています。
なお、PFASは熱に強いため、水道水をヤカンなどで沸騰(煮沸)させても除去することはできません。むしろ水分が蒸発して濃度が高まるリスクがあるため、間違った対策には注意が必要です。
👉 参考記事:水道水のPFASは煮沸すれば消える?間違えやすい水質対策と正しい除去方法
5. 確実な対策は「活性炭フィルター」を搭載した浄水器の導入
家庭でできる最も確実で効果的な対策は、PFAS(PFOS・PFOA)を物理的に吸着して取り除くことができる「活性炭フィルター」を搭載した浄水器を導入することです。
さらに、毎日の飲み水だけでなく、お風呂や洗顔、歯磨きなど、肌に触れるすべての水の安全を確保するためには、キッチンの蛇口だけでなく、家の水道の入り口(元栓)に設置するタイプの浄活水装置が最適です。
浄水器協会(JWPA)の厳しい規格基準に準じた第三者機関の試験において、PFOSおよびPFOAを確実に除去できることが実証された「サイエンスウォーターセキュリティ」の詳細については、以下の完全ガイドで徹底解説しています。
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